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計算方法

このページは、つかうたびが記事の中で出している金額を、どのデータから、どういう手順で計算しているかをまとめたものです。すべての記事からこのページにリンクしています。数字の出どころが気になったときは、まずここを読んでください。

むずかしい言葉はできるだけ使わずに書いていますが、専門的な用語が出てくるところには短い説明を付けています。

1. このサイトが計算していること/していないこと

最初にはっきりさせておきます。つかうたびが出しているのは「買ったあとにかかるお金」の数字だけです。それ以外の良し悪しは扱っていません。

計算していること

  • 電気代(1年あたり、および比較期間ぶんの合計)
  • 消耗品・交換部品の年間コスト(フィルター、カートリッジ、紙パック、替刃など)
  • 1単位あたりの単価(1mあたり、1枚あたり、1回あたり、100mLあたりの金額)
  • 本体価格の差が何年で埋まるか(高いほうを買っても、電気代の差で何年目に追いつくか)

計算していないこと

  • 使い心地(操作のしやすさ、音の感じ方、手に持ったときの印象)
  • 耐久性(何年で壊れるか、どのくらい傷むか)
  • 肌ざわり(やわらかさ、破れにくさ、香り)

これらを扱わない理由は単純で、つかうたびは商品を購入して手元で確かめていないからです。感覚で決まる部分は、公開されているデータからは分かりません。分からないものを分かったように書かない、というのがこのサイトの決まりです。この点は「7. 商品を購入しての評価は行っていません」で改めて説明します。

2. 使っているデータ源の一覧

記事で使う数字は、次の5つのどれかから来ています。それ以外の場所から数字を持ってくることはありません。

データ源 ここから取っているもの 更新の頻度 このサイトでの使い方
資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」 家電の年間電気代、省エネ性能、型番、JANコード ほぼ毎日(掲載日・更新日の欄が前日の日付になっています) 家電の年間電気代を、政府が計算した金額のまま使います
消費者庁「家庭用品品質表示法」 品目ごとに表示が義務づけられている項目と、その許容範囲 法令や運用が変わったとき 日用品の単価を出すときの「分母」(長さ・枚数など)の裏づけに使います
総務省統計局「家計調査」(e-Stat) 品目ごとに1世帯が1年間に使っている金額 公表スケジュールに合わせて更新 1回あたりの単価を「1年でいくら違うか」に置きかえるときの目安に使います
楽天ウェブサービス/Yahoo!ショッピング 商品名と販売価格 毎日 価格の収集に使っています
各メーカーの公表値 標準使用水量、1回あたりの消費電力量、運転音など 製品ごと 政府のデータに載っていないカテゴリの計算に使います

2026年8月9日時点で、省エネ型製品情報サイトからは16カテゴリ・56,668件ぶんのデータを取り込み済みです。家庭用品品質表示法については、消費者庁が公開している105品目すべての表示義務項目を2026年8月8日に取得しています。

価格の掲載についてのお断り:価格データの提携手続きが完了するまでのあいだ、記事本文に販売価格の金額そのものは載せません。そのあいだの記事は、電気代の差や、パッケージに表示されている量の比較だけで組み立てています。掲載できる状態になったら、このページに追記します。

3. 電気代の計算方法

原則:政府が計算した金額をそのまま使う

エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・テレビ・炊飯器・電子レンジ・電気便座・照明器具・電球・エコキュートについては、省エネ型製品情報サイトに「年間電気代(円/年)」がすでに載っています。つかうたびは、この金額をそのまま使います。自分たちで単価を掛け直して別の金額を出すことはしません。政府が計算した数字をそのまま示すほうが、根拠がはっきりするためです。

政府のデータに無いときだけ、決まった単価で計算する

洗濯機・掃除機・食洗機・空気清浄機・加湿器は、省エネ型製品情報サイトに掲載がありません。また、記事の中で「毎日使う人ならいくらか」のように条件を変えて試算する場合もあります。こうした場合だけ、次の式で計算します。

年間消費電力量(kWh)×1kWhあたり31円 = 1年間の電気代

31円/kWhは、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が令和4年7月22日に改定した目安の単価(税込)です。同協議会は、電力取引報における全小売電気事業者の販売電力量・販売額の集計値などをもとにこの単価を算出しています。契約している電力会社やプランによって実際の単価は違うので、この金額はあくまで目安です。ご自身の検針票に書かれている単価に置きかえれば、同じ式でご自宅の条件の金額を出せます。

単価の管理と更新履歴

電力単価はサイト全体で1か所にまとめて管理しており、記事ごとに違う単価を使うことはありません。単価を変えたときは、全記事をまとめて書きかえたうえで、下の履歴に日付と金額を残します。

  • 2026年8月8日:31円/kWhをサイト全体の目安単価として設定しました(以後、変更はありません)

ガス・灯油の場合

ガス温水機器・ガスこんろ・石油ストーブなどは、政府のデータに「使った量」までしか載っていません。量を金額に直すには単価が必要ですが、ガスや灯油の単価は地域差が大きく、全国共通の目安を置くと誤解のもとになります。そのため、単価の出どころを記事内に書けないときは、金額に直さず「年間ガス消費量が◯立方メートルと△立方メートル」のように使った量のまま比べます。

4. 比較期間の決め方

「10年でいくら差がつくか」と「5年でいくら差がつくか」では、結論そのものが変わることがあります。そのため、比較する期間はカテゴリごとにあらかじめ決めてあり、記事ごとに都合よく変えることはしません。

カテゴリ 比較する期間
エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、エコキュート・ガス給湯器、照明器具・電球 10年
テレビ、炊飯器、電子レンジ、電気便座、ガスこんろ 5年
洗濯機、掃除機、食洗機、空気清浄機、加湿器 5年
洗剤・トイレットペーパーなどの日用品 年数では見ず、1回あたり・1年あたりで比べます

期間の根拠は3つの段階で決めています

上から順に、使えるものを使います。上の根拠が取れないときだけ、下の根拠に落とします。

  • ①内閣府「消費動向調査」の平均使用年数を引用できる場合は、それを使います(調査年・数値・取得日を記事に書きます)。
  • ②それが無い場合は、メーカーが公表している「設計上の標準使用期間」を使います(製品ページや取扱説明書のURLと確認日を記事に書きます)。
  • ③どちらも取れない場合は、当サイトが決めた統一ルールであることを正直に書きます。政府や業界団体が定めた年数であるかのようには書きません。

もう一方の期間も必ず併記します

10年で計算した記事には5年の金額も、5年で計算した記事には10年の金額も、あわせて載せます。買い替えのタイミングは人によって違うので、前提が変わると結論も変わることを、読んだ方がその場で確かめられるようにするためです。

5. 生活用品の単価の計算方法

トイレットペーパーや洗剤のような日用品は、年数ではなく「1単位あたりいくらか」で比べます。計算はとても単純です。

販売価格 ÷ パッケージに表示されている量 = 1単位あたりの単価

たとえばトイレットペーパーなら「価格 ÷ 全ロールの合計の長さ(m)= 1mあたりの単価」、ティシュペーパーなら「価格 ÷ 枚数 = 1枚あたりの単価」です。記事では、この割り算の式そのものを書くようにしています。

なぜパッケージの表示を分母に使えるのか

この割り算がなりたつのは、分母になる数字がメーカーの言い値ではないからです。トイレットペーパー・ティシュペーパー・ポリ袋・アルミホイル・洗剤・石けん・浄水器・歯ブラシは、家庭用品品質表示法という法律によって、内容量などの表示が義務づけられています。

そして、トイレットペーパーの長さと、ティシュペーパーやポリ袋の枚数については、許容範囲が「-0」と決められています。これは「表示した数値を下回ってはいけない」という意味です。だから、パッケージに書かれた長さや枚数を、そのまま計算の分母として使えます。

いっぽうで、トイレットペーパーの幅やティシュペーパーの寸法の許容範囲は±2mmで、表示より小さいことも大きいこともあります。上下に振れる数字なので、当サイトでは幅や寸法を単価の分母には使いません。

★法律が担保しているのは表示値であって、品質ではありません

ここはこのサイトでいちばん大切な線引きです。家庭用品品質表示法が担保しているのは「表示された値を下回らないこと」だけであり、その商品が優れているかどうかとは関係がありません。同じ表示義務は競合する商品にも同じようにかかっています。ですから、「この商品は法律の対象だから安心」「表示があるからもう一方より信頼できる」といった書き方はしません。

法律の話をしてよいのは「この数字は信用して計算に使える」というところまでで、「だからこの商品が良い」まで進んだ時点で行きすぎです。やわらかさ・破れにくさ・香りといった項目は表示の対象ではないため、当サイトでは比較しません。

なお、ゴミ袋やポリ袋の袋に書かれている容量の表記は、この法律で表示が求められている項目ではありません(メーカーが独自に付けている目安です)。そのため、袋の容量を根拠にした単価の比較は行わず、厚さ・枚数・寸法だけを使います。

出典

  • 消費者庁「家庭用品品質表示法」品目一覧(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/index.html 2026年8月8日確認)
  • 消費者庁「家庭用品品質表示法 ティシュペーパー及びトイレットペーパー」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_18.html 2026年8月8日確認)

6. 扱っていない品目とその理由

計算がなりたたない品目は、無理に数字を出さずに扱わないことにしています。現時点で外しているのは次の4つです。

食器用(台所用)洗剤の「1回あたり」

食器用洗剤は、公式に案内されている使い方が「水に薄めて適量1〜2mL」のような幅のある書き方になっています。1回にどれだけ使うかが一つに決まらないため、1回あたりの金額を出すと、書き手の匙加減で結論が変わってしまいます。そこで食器用洗剤は、1回あたりではなく100mLあたりの単価で比べます。

掃除シート・ワイパー用のシート

これらに対応する品目が、消費者庁が公開している105品目のなかにありません。枚数や寸法の表示に裏づけがないため、単価の分母として扱えず、当サイトでは比較対象にしていません。

キッチンペーパー(クッキングペーパー)・タオルペーパー

ティシュペーパーおよびトイレットペーパーの品目の説明文に、タオルペーパーやクッキングペーパーは対象になっていないと明記されています。見た目が近い商品でも扱いが違うため、紙製品だからといって同じ計算はしません。

食品用のラップフィルム

105品目のなかに、食品用のラップフィルムに対応する単独の項目がありません。パッケージに書かれている幅や長さは商品を選ぶ手がかりにはなりますが、法的な裏づけのある数字ではないため、当サイトではその数字を根拠にした単価の比較を行いません。

7. 商品を購入しての評価は行っていません

つかうたびの運営方針をそのまま載せます。

実際に購入してのレビューは行いません。かわりに、省エネデータ・法定表示・EC価格を継続して集め、「買ったあとにかかるお金」を計算します。数値には必ず出典と取得日を明記します。

つまり、当サイトは商品を手元に置いていません。ですから「1か月ほど動かしてみたところ」「持ったときの感触は」といった書き方は、どの記事にも出てきません。書けないことを書かないぶん、計算に使ったデータと手順はすべて公開しています。

使い心地や質感を知りたい場合は、実際に商品をお持ちの方の記述や、店頭で確かめられる情報とあわせてご判断ください。当サイトが役に立てるのは、値札には出てこない「買ったあとの支払い」の部分です。

8. 数値の更新頻度と取得日の表記ルール

数字は時間がたつと変わります。そこで、記事に出てくる数字にはすべて「いつ時点のものか」を付けています。書き方は種類ごとに決めています。

数字の種類 記事での書き方 更新のペース
価格 「2026年8月8日3:12時点」のように日付と時刻まで 毎日
年間電気代・省エネ性能 「2026年8月8日取得のデータに基づきます」 元データがほぼ毎日更新されるため、定期的に取り直します
法令・法定表示 「2026年8月8日確認」 法令や運用が変わったときに確認します
家計調査の支出額 調査年と取得日を併記 統計の公表に合わせます
メーカー公表値 「2026年8月8日確認」+参照した製品ページのURL 製品の情報が更新されたとき

表のなかに日付を1マスずつ書くと読みにくくなるため、表の真下に注記を1行置く形にしています。そのうえで、記事のいちばん下に「出典・データ取得日」の一覧をもう一度まとめています。

9. 誤りを見つけたときの連絡先

計算違いや、古くなった数字が残っていることに気づかれた場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

次の3点を書いていただけると、確認がはやく進みます。

  • 該当するページのURL
  • どの数字・どの文が気になったか(見出し名や引用があると助かります)
  • 正しいと思われる数値と、その出どころ(分かる範囲でかまいません)

内容を確認し、当サイトの誤りであれば記事を直したうえで、訂正した日付を該当ページに記載します。

10. 出典表記のポリシー

政府のオープンデータについて

省エネ型製品情報サイトのデータは、公共データ利用規約(第1.0版)=PDL1.0のもとで公開されています。この規約では、出典を書くことと、加工した場合はその旨を書くことが求められています。当サイトでは次の2つの形を使い分けます。

  • そのまま使った場合:出典:「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月9日利用)、PDL1.0
  • 加工した場合:出典:「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月9日利用)を加工して作成

年間電気代に年数を掛けて「10年でいくら」という金額を出した時点で「加工」にあたります。そのため、期間の合計金額を出した記事では必ず「を加工して作成」と書きます。総務省統計局の家計調査を使ったときも同じ考え方で表記します。

やらないこと

  • 政府のデータを、あたかも当サイトが自分で調べた数字であるかのように書きません。
  • 集めたデータそのもの(一覧表やファイル)を配布しません。記事に載せるのは、比べたり計算したりした結果だけです。
  • 法律の条文を長く引き写すことはせず、要点を書いてリンクを置きます。

リンクの書き方

消費者庁の家庭用品品質表示法については、トップページではなく品目ごとのページのURLまで指定して記載します。あわせて、いつ確認したかの日付を必ず入れます。法令やその運用は変わることがあるためです。

このページで参照した出典

  • 「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月9日利用)
  • 公共データ利用規約(第1.0版)(https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/policy.html 2026年8月8日確認)
  • 消費者庁「家庭用品品質表示法」品目一覧(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/index.html 2026年8月8日確認)
  • 消費者庁「家庭用品品質表示法 ティシュペーパー及びトイレットペーパー」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_18.html 2026年8月8日確認)
  • 電力量料金の目安単価31円/kWh(税込):公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問(https://www.eftc.or.jp/qa/ 令和4年7月22日改定・2026年8月9日確認)

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