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冷蔵庫の冷凍室が埋まってしまい、冷凍庫をもう1台置こうか迷っている方に向けた記事です。本体をいくらで買うかは値札に出ていますが、置いたあとに毎年かかる電気代は書かれていません。この記事では、政府の省エネデータに載っている100〜150Lの冷凍庫155機種の年間電気代を集計し、10年でいくら払うことになるのかを機種ごとに並べます。
先に結論
同じ100〜150Lの冷凍庫でも、年間電気代は4,460円から13,200円まで開いていました。この記事で比べた2機種では、10年の電気代の合計が44,600円と85,300円で、その差は40,700円です。
この記事の調べ方
この記事は、資源エネルギー庁の省エネ型製品情報サイトが公表している年間電気代を集計して比較したものです。編集部は製品を実際に使用しての評価は行っていません。計算の手順とデータの取得方法は計算方法にまとめています。
この記事では販売価格の金額を載せていません。価格は各商品の販売ページで確認してください。電気代の差と、機種数の比較だけで組み立てています。
100〜150Lの冷凍庫は155機種ある
省エネ型製品情報サイトに冷凍庫として登録されている機種のうち、定格内容積が100〜150Lに入るのは155機種(21社)でした。年間電気代がいちばん少ない機種は4,460円、いちばん多い機種は13,200円で、その幅は8,740円あります。中央値は7,830円でした。金額としていちばん機種数が多いのは8,530円で、155機種のうち11機種(7.1%)がこの金額です。これは2026年8月9日時点で登録されている機種についての話で、今後追加される新機種まで含めた話ではありません。
出典:「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月9日利用)を加工して作成
同じ100〜150Lの冷凍庫で、10年の差を見る
そろえた条件
どちらも100〜150Lの冷凍庫です。大きさや能力が違うものは電気代も違って当たり前なので、この記事では100〜150Lという同じ帯に入るものどうしだけを比べています。100Lに届かないものと、150L以上のものは、この記事の集計に入れていません。
この記事の前提
この記事では、冷凍庫を10年使う前提で合計を計算しています。10年は、当サイトがこのカテゴリに共通で使っている期間で、政府や業界団体が定めた数値ではありません。使用年数が違えば結論も変わるため、5年使う場合の金額も表に併記しています。
年間電気代は、資源エネルギー庁の省エネ型製品情報サイトに掲載されている金額をそのまま使っています。当サイトが独自に単価を掛けて計算したものではありません。政府データに金額が無い条件(使い方を変えた場合など)を試算するときだけ、1kWhあたり31円で計算しています。
| Abitelax / Elabitax ACF-107 | NAFCO NF-MF122FM | |
|---|---|---|
| 年間の電気代 | 4,460円 | 8,530円 |
| 10年の合計 | 44,600円 | 85,300円 |
| 5年の合計(参考) | 22,300円 | 42,650円 |
| 差 | Abitelax / Elabitax ACF-107 の方が10年で40,700円 安い(5年なら20,350円) | |
出典:「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月9日利用)を加工して作成
アビテラックス ACF-107(100L 上開き冷凍庫)の価格を確認する
10年でつく電気代の差
40,700円
Abitelax / Elabitax ACF-107 のほうが安くなる計算です(年間電気代 4,460円と8,530円の差 × 10年)。
10年の合計に占める、この差の割合
10年の合計 85,300円 のうち 40,700円=約48%。
この2機種は、155機種のうち「年間電気代がいちばん少ない機種」と「いちばん機種数が多い金額の機種」という選び方で取り出したものです。掲載されているスペックを突き合わせると、定格内容積はACF-107が100L、NF-MF122FMが122Lで、22Lの違いがあります。冷却方式はACF-107が直冷式、NF-MF122FMが間冷式と表示されており、同じ帯の中でも方式が違う機種が混ざっています。この方式の違いが、40,700円という差のうちどれだけを説明するのかは、掲載データからは読み取れませんでした。
もうひとつ、掲載データにはねじれがあります。省エネ基準達成率はNF-MF122FMが130%、ACF-107が118%で、達成率が高いほうが年間電気代は多いという並びになっています。2機種は省エネ法区分がbとaに分かれており、達成率は区分ごとに別の基準で計算されます。そのため、区分が違う機種どうしで達成率の高さを比べても、電気代の少なさを表すことにはなりません。金額そのものを見てください。
本体が高くても、何年で追いつくか
前提:本体価格の差を10,000円と仮定した場合の計算です。実際の価格差ではなく、当サイトが置いた仮の数字です。比較期間は10年で計算しています。
年間電気代の差は4,070円なので、本体価格の差が10,000円だったとすると、3年目に支払い合計が入れ替わる計算になります。ただし10,000円という本体差は当サイトが置いた仮の数字で、実際の売価を調べたものではありません。本体差が20,000円なら逆転はもっと後ろに、5,000円ならもっと手前になります。図は「電気代の差が本体差を埋めるまでにかかる年数」の目安として見てください。
アビテラックス ACF-107(100L 上開き冷凍庫)を扱っているお店
価格や在庫は各サイトでご確認ください。当サイトは価格を掲載していません。
条件で変わる:あなたの場合はどちらか
何年使うか。10年ではなく5年で買い替える前提なら、この2機種の差は20,350円になります。10年で見た40,700円のちょうど半分です。冷凍庫を長く置くつもりがないなら、電気代の差が効いてくる幅も小さくなります。
どの機種を選ぶか。100〜150Lの155機種は、年間電気代が4,460円から13,200円まで分かれています。この記事で比べた2機種は帯の中の一部で、いちばん多い13,200円の機種を選んだ場合、いちばん少ない機種との年間の開きは8,740円になります。同じ容量帯を見ているつもりでも、選ぶ機種で年間の金額はここまで動きます。
メーカーで絞るか。メーカーごとに年間電気代の中央値を出すと、いちばん少ない会社が4,830円、いちばん多い会社が12,100円でした。ただし中央値が4,830円の会社は2機種、12,100円の会社は14機種と、機種数がそろっていません。機種数が少ない会社の中央値は1機種の金額に引きずられるため、メーカー差は傾向として読む程度にとどめてください。個々の機種の優劣を表すものではありません。同じ考え方で冷蔵庫の容量帯ごとに集計した結果は、容量が大きいほど電気代も高いのかを実データで確かめた記事にまとめています。
どちらが向いているか
置いたあとの電気代をできるだけ抑えたいなら、この2機種ではACF-107です。年間4,460円で、NF-MF122FMの8,530円より年4,070円少なく済みます。ただしACF-107にも不利な点があります。定格内容積が100Lで、NF-MF122FMの122Lより22L小さく、入る量はその分少なくなります。また掲載データでは冷却方式が直冷式で、間冷式のNF-MF122FMとは方式が違います。省エネ基準達成率もACF-107が118%、NF-MF122FMが130%で、達成率だけを見ればNF-MF122FMのほうが高い数字です。
入れたい量が先に決まっているなら、そちらを優先してください。容量が足りずに2台目を買い足すことになれば、年4,070円の差はすぐに消えます。どちらが良いかではなく、どこまで入れたいかが先です。そのうえで同じ容量の中に年間4,460円から13,200円までの幅があるので、容量を決めたあとに金額を見比べる順番が現実的です。
買うならどこか
この記事で扱ったのは年間電気代までで、本体の値札には触れていません。下の販売ページは、155機種を集計した中で年間電気代がいちばん少なかったアビテラックス ACF-107(定格内容積100L・上開き)の1機種なので、入れたい量が収まるかと、置き場所でふたを上に開けられるかを確かめてから見てください。
アビテラックス ACF-107(100L 上開き冷凍庫)を扱っているお店
価格や在庫は各サイトでご確認ください。当サイトは価格を掲載していません。
よくある質問
100〜150Lの冷凍庫は、年間の電気代がいくらぐらいですか
155機種の中央値は7,830円でした。いちばん少ない機種が4,460円、いちばん多い機種が13,200円です(2026年8月9日取得のデータ)。
この記事の2機種は、どうやって選んだのですか
100〜150Lの155機種のうち、年間電気代がいちばん少ない機種と、機種数がいちばん多い金額(8,530円・11機種)の機種を取り出しました。当サイトが有利な組み合わせを選んだのではなく、集計の結果で決まる選び方です。
同じ容量なのに、なぜここまで差がつくのですか
掲載データで確認できる違いは、冷却方式(直冷式と間冷式)と省エネ法区分(aとb)、そして定格内容積の22Lの差です。どれがどれだけ金額に効いているかまでは、掲載データからは分けられませんでした。
省エネ基準達成率が高いほうが、電気代は少ないのですか
この2機種では逆でした。達成率130%のNF-MF122FMのほうが、118%のACF-107より年間電気代が4,070円多くなっています。達成率は省エネ法区分ごとに別の基準で計算されるため、区分が違う機種どうしを達成率で並べても電気代の順にはなりません。
10年ではなく5年で買い替えるとどうなりますか
2機種の差は20,350円になります。合計はACF-107が22,300円、NF-MF122FMが42,650円です。
冷蔵庫の冷凍室を大きくするのと、冷凍庫を1台足すのはどちらが安いですか
この2つを同じ土俵で比べられる数字は、掲載データからは出せませんでした。省エネデータは冷蔵庫と冷凍庫を別のカテゴリとして持っており、冷蔵庫側の年間電気代には冷蔵室ぶんも含まれているためです。冷蔵庫単体の金額については同じ容量帯の冷蔵庫で10年の電気代を比べた記事で扱っています。
「調整内容積」という数字が載っていますが、これは使わないのですか
掲載データにはACF-107が205L、NF-MF122FMが250Lという調整内容積の表示もあります。ただし、この数字がどう決まるのかの説明は掲載データに書かれていないため、この記事の比較には使っていません。土俵をそろえる基準には定格内容積を使っています。
電気代の計算にはどの単価が使われていますか
このカテゴリの掲載データには、金額の計算に使われた単価が書かれていません。この記事の年間電気代は、掲載されている金額をそのまま使っています。当サイトが政府データに無い条件を試算するときの目安単価は1kWhあたり31円ですが、上の表の金額はこの単価で計算し直したものではありません。
ドアを開ける回数や置き場所で金額は変わりますか
変わると考えられますが、どれだけ変わるかを示す数字は掲載データにありません。掲載されている年間電気代は、機種ごとに決められた測定条件で算出されたものです。実際の電気代は使い方や設置場所で変わります。
この記事の数字はいつ時点のものですか
省エネ型製品情報サイトから2026年8月9日に取得したデータを、2026年8月15日に集計したものです。掲載機種は入れ替わるため、時間が経つと機種数も金額の幅も変わります。
まとめ
100〜150Lの冷凍庫を10年置くと、この記事で比べた2機種では電気代の合計が44,600円と85,300円になりました。差は40,700円で、高いほうの10年の合計の約48%にあたります。入れたい量が先に決まっているなら容量を優先し、そのうえで同じ帯の中で金額を見比べるのが順番です。長く置くつもりがなく5年で入れ替えるなら、差は20,350円まで縮みます。逆に、置き場所も容量も決まっていて10年使うつもりなら、値札に出ない40,700円のほうが本体価格の差より大きくなることもあります。
この記事の計算の手順は計算方法に、使っているデータ源の一覧はデータの出典一覧にまとめています。
冷凍庫のように、置いてから毎年かかるお金は台所の道具の多くにあります。キッチンで使うものの、買ったあとにかかるお金を比べた記事もまとめています。
出典・データ取得日
- 年間電気代(掲載値をそのまま使用):「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月9日利用)、PDL1.0
- 機種数の分布・10年および5年の合計・損益分岐年:「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月9日利用)を加工して作成/集計日 2026年8月15日
- 電力量あたりの目安単価 31円/kWh:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 目安単価(2022年7月22日改定)/当サイトの前提として使用・2026年8月8日設定
- 比較期間10年:当サイトがこのカテゴリに共通で使っている期間(政府・業界団体が定めた数値ではありません)
- 本体価格の差10,000円:当サイトが図と計算のために置いた仮定値(実際の価格ではありません)

