MENU

エコキュートの電気代、メーカー比較で日立とコロナは月々83円差

エコキュートの電気代、メーカー比較で日立とコロナは月々83円差

この記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

エコキュートを370Lで探すと、日立とコロナはどちらも候補に挙がる会社です。ただカタログを見ても、年間の電気代がどれくらい違うのかまでは分かりにくく、メーカー名で絞ってよいものか迷うところだと思います。この記事では、資源エネルギー庁が公表している370Lのエコキュートのうち日立83機種・コロナ73機種の年間電気代を集計して、2社の中央値がどれだけ違うのかを10年ぶんの金額に直して確かめました。

先に結論

年間電気代の中央値は日立が32,900円、コロナが33,900円で、差は年1,000円でした。10年ぶんに直しても10,000円で、これは10年の合計339,000円の約3%にあたります。メーカーの違いで電気代が大きく変わる、という関係は今回の集計では見られませんでした。

この記事の調べ方

この記事は、資源エネルギー庁の省エネ型製品情報サイトが公表している年間電気代を集計して比較したものです。編集部は製品を実際に使用しての評価は行っていません。計算の手順とデータの取得方法は計算方法にまとめています。

この記事では販売価格の金額を載せていません。価格は各商品の販売ページで確認してください。電気代の差と、機種数の比較だけで組み立てています。

この記事の数字の読み方(先に読んでください)

この記事が並べているのはメーカーごとの中央値で、それぞれの会社が出している機種全体の真ん中がどこかを示す数字です。個々の機種の優劣を示すものではありません。日立の年間電気代は26,600円から40,300円まで、コロナは28,000円から41,700円まで幅があり、どちらの会社にも電気代の少ない機種と多い機種の両方があります。選ぶときは、メーカー名ではなく型番ごとの年間電気代を確認してください。

目次

370Lの中で、2社の中央値はどこにあるか

2社の分布は、別々の場所に山があるのではなく、ほぼ同じ範囲に重なっています。156機種のうち143機種が、もう一方の会社の金額の範囲の中に入っていました。日立は26,600円から40,300円、コロナは28,000円から41,700円に機種が並び、いちばん少ない機種といちばん多い機種の差は、どちらの会社も13,700円で同じでした。中央値の位置は日立が32,900円、コロナが33,900円です。

日立 83機種/中央値 32,900円 コロナ 73機種/中央値 33,900円 26,600円 41,700円 156機種の分布(1,000円きざみ・縦の目盛りは上下で共通)
370Lとして登録されているエコキュートのうち、日立・コロナの156機種の年間電気代

出典:「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月11日利用)を加工して作成

2社の分布はどれだけ重なっているか

156機種のうち143機種が、もう一方の会社の金額の範囲の中に入っています。四分位(下から4分の1の位置)は日立が31,900円、コロナが31,900円です。2つの山が離れているのではなく、ほぼ同じ位置に重なっている、という形です。

10年使うと、2社でいくら違うのか

そろえた条件

比べているのは370Lとして登録されている日立とコロナのエコキュートだけです。能力の違うものは電気代も違って当たり前なので、この記事では370Lという同じ土俵の中に限っています。この土俵には837機種(13社)が登録されていて、そのうち2社ぶんの156機種がこの記事の集計対象です。

この記事の前提

この記事では、エコキュートを10年使う前提で合計を計算しています。10年は、当サイトがこのカテゴリに共通で使っている期間で、政府や業界団体が定めた数値ではありません。使用年数が違えば結論も変わるため、5年使う場合の金額も表に併記しています。

年間電気代は、資源エネルギー庁の省エネ型製品情報サイトに掲載されている金額をそのまま使っています。当サイトが独自に単価を掛けて計算したものではありません。政府データに金額が無い条件(使い方を変えた場合など)を試算するときだけ、1kWhあたり31円で計算しています。

日立 コロナ
機種数 83機種 73機種
年間電気代の中央値 32,900円 33,900円
いちばん少ない機種 26,600円 28,000円
いちばん多い機種 40,300円 41,700円
いちばん機種数の多い金額 32,900円(21機種・25.3%) 31,900円(17機種・23.3%)
10年の合計(中央値から) 329,000円 339,000円
5年の合計(参考) 164,500円 169,500円
差 中央値では日立のほうが年1,000円・10年で10,000円 少ない(5年なら5,000円)。1か月あたりに直すと83円です

出典:「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月11日利用)を加工して作成。10年・5年の合計は、掲載されている年間電気代の中央値に年数を掛けて当サイトが計算したものです。

日立 BHP-FV37XD(エコキュート370L)の価格を確認する

10年でついた差

10,000円

中央値どうしで比べると日立のほうが少なくなる計算です(年間電気代の中央値 32,900円と33,900円の差 × 10年)。個々の機種の金額ではありません。この金額は10年の合計の約3%にあたります。ほぼ互角と考えて差し支えありません。

10年の合計に占める、この差の割合

コロナの10年の合計 339,000円 のうち 10,000円=約2.9%。

10年で10,000円という差は、1か月あたりに直すと83円です。この記事は販売価格を扱っていないため本体価格や設置工事費は入っていませんが、その差が1万円を超えれば、電気代の差は打ち消される計算になります。もう一点、同じ会社の中の幅のほうがはるかに大きいことにも触れておきます。日立でいちばん少ない機種(26,600円)といちばん多い機種(40,300円)の差は13,700円で、2社の中央値の差1,000円の13倍以上あります。コロナも同じ13,700円の幅がありました。メーカー名で絞り込むより、候補に残った型番ごとの年間電気代を見比べるほうが、10年で残る金額には効きます。

日立 BHP-FV37XD(エコキュート370L)を扱っているお店


価格や在庫は各サイトでご確認ください。当サイトは価格を掲載していません。

条件で変わる:あなたの場合はどちらか

答えが変わる条件を3つ挙げます。

1つ目は電気の単価です。省エネ型製品情報サイトに掲載されているこのカテゴリの金額は、1kWhあたり23円で計算されたものです(掲載されている電気料金単価の中央値は両社とも23円)。契約しているプランの単価がこれより高ければ、年間の金額も2社の差もその分だけ大きくなります。当サイトが他の記事で前提に使っている31円/kWhに置き換えると、金額はおよそ1.35倍になります。

2つ目は使う年数です。10年で10,000円の差は、5年なら5,000円です。この10年は当サイトがこのカテゴリに共通で使っている期間で、機器の寿命として公表された数値ではありません。

3つ目は設置する地域です。寒冷地仕様として登録されている機種は、日立が83機種のうち12機種、コロナが73機種のうち24機種で、コロナのほうが割合が高くなっています。寒冷地仕様が要る地域かどうかで、そもそも選べる機種の範囲が変わります。ただし、寒冷地仕様であることが年間電気代をどれだけ動かすのかは、掲載されているデータからは読み取れません。

電気代以外に公表されている値

電気代のほかにも、両社について公表されている項目があります。ここで気をつけたいのは、省エネ基準達成率の中央値がコロナ100%・日立97%と、年間電気代の中央値とは逆の向きになっていることです。達成率は省エネ法の区分ごとに決められた基準に対する比率なので、区分の違う機種どうしを直接比べる数字ではありません。実際に省エネ法区分の内訳も、日立はE67機種・F12機種・I4機種、コロナはE44機種・F24機種・I5機種と違っています。一方で多段階評価点は日立4.5・コロナ4.3、エネルギー消費効率は日立3.4・コロナ3.3で、こちらは年間電気代と同じ向きです。1つの項目だけを取り出して優劣を決められる並びにはなっていません。

公表されている項目 日立 コロナ 並べ方
多段階評価点 4.5 4.3 中央値
省エネ性マーク ○e 42機種/●e 41機種 ●e 48機種/○e 25機種 機種数
省エネラベリング制度・省エネ基準達成率(%) 97 100 中央値
省エネラベリング制度・エネルギー消費効率(%) 3.4 3.3 中央値
省エネ法区分 E 67機種/F 12機種/I 4機種 E 44機種/F 24機種/I 5機種 機種数
貯湯容量(L) 370 370 中央値
少人数仕様 – 83機種 – 73機種 機種数
寒冷地仕様 – 71機種/○ 12機種 – 49機種/○ 24機種 機種数
貯湯缶数 一缶式 79機種/多缶式 4機種 一缶式 68機種/多缶式 5機種 機種数
給湯(保温)モード消費電力量(kWh) 1,430 1,473 中央値
電気料金単価(円/kWh) 23 23 中央値

出典:「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月11日利用)を加工して作成。数値の行は各社の機種の中央値、それ以外の行は値ごとの機種数を当サイトが数えたものです。

どちらが向いているか

中央値だけで見れば、年間電気代が少ないのは日立です。ただし日立は寒冷地仕様として登録されている機種が83機種のうち12機種で、コロナの73機種のうち24機種より割合が低く、寒冷地で使う場合は選べる範囲が狭くなります。差そのものも年1,000円・10年で10,000円と10年の合計の約3%にとどまるため、本体価格や設置工事費の差がこれを上回れば、電気代で取り返すことはできません。当サイトは販売価格を掲載していないので、価格差は販売ページでご確認ください。

反対に、寒冷地仕様が必要な地域の方や、設置業者が扱っている型番がコロナ側にある方が、コロナを選んだことで電気代の面で不利になる、とまでは言えません。2社の分布は156機種のうち143機種が重なっていて、どちらの会社にも電気代の少ない機種と多い機種の両方があります。ただしコロナは上から4分の1の位置が37,700円と、日立の33,900円より高く、金額の大きい機種が上のほうに伸びている点は見ておいてください。

買うならどこか

どちらの機種も、楽天市場やYahoo!ショッピングの取扱店で扱いがあります。エコキュートは設置工事が必要な機器で、工事費が含まれるかどうかは出品ごとに違います。販売ページの記載を確認してからお申し込みください。

日立 BHP-FV37XD(エコキュート370L)を扱っているお店


価格や在庫は各サイトでご確認ください。当サイトは価格を掲載していません。

コロナ CHP-37SAZ2(エコキュート370L)を扱っているお店


価格や在庫は各サイトでご確認ください。当サイトは価格を掲載していません。

よくある質問

エコキュートの電気代は、メーカーで選ぶと変わりますか

370Lという同じ土俵で日立とコロナを比べたかぎりでは、年間電気代の中央値の差は1,000円でした。10年ぶんでも10,000円で、10年の合計の約3%です。メーカー名を手がかりに電気代を絞り込める、という関係はこの集計では見えませんでした。

日立とコロナで、年間の電気代はいくら違いますか

中央値どうしでは日立が32,900円、コロナが33,900円で、年1,000円の差です。これは各社の機種全体の真ん中の位置を比べた数字で、個々の機種の金額ではありません。

1か月あたりに直すといくらですか

年1,000円の差を12で割ると、1か月あたり83円です。

同じメーカーの中でも電気代は違いますか

違います。日立は26,600円から40,300円、コロナは28,000円から41,700円まで幅があり、いちばん少ない機種といちばん多い機種の差はどちらも13,700円でした。2社の中央値の差1,000円の13倍以上です。

省エネ基準達成率が高いほうが、電気代は少ないのですか

この2社ではそうなっていません。達成率の中央値はコロナが100%、日立が97%ですが、年間電気代の中央値は日立のほうが1,000円少なくなっています。達成率は省エネ法の区分ごとの基準に対する比率なので、区分の違う機種どうしを直接比べる数字ではありません。

この記事の金額は、実際に払う電気代と同じですか

同じにはなりません。掲載されている年間電気代は、決められた条件で計算された値です。掲載金額の計算に使われている単価は1kWhあたり23円(両社の中央値)で、契約しているプランの単価が違えば実際の金額も変わります。

370L以外の容量とは比べていないのですか

比べていません。貯湯容量が違えば電気代も違って当たり前なので、この記事は370Lとして登録されている機種の中だけで集計しています。370Lには全体で837機種・13社が登録されていて、そのうち日立とコロナの156機種がこの記事の対象です。

寒冷地仕様だと電気代は高くなりますか

掲載されているデータからは読み取れません。寒冷地仕様として登録されている機種の数(日立12機種・コロナ24機種)は分かりますが、その仕様が年間電気代をどれだけ動かすのかを示す欄は公表されていないため、この記事では金額に結びつけていません。

何年使う前提で計算していますか

10年です。これは当サイトがエコキュートに共通で使っている期間で、政府や業界団体が定めた数値ではありません。年数が変われば結論も変わるため、記事中の表には5年ぶんの合計も併記しています。

本体価格や工事費は比べていないのですか

比べていません。この記事では販売価格の金額を載せていないため、本体価格も工事費も比較の対象に入れていません。金額は販売店や施工店の見積りで確認してください。この記事で扱っているのは、買ったあとにかかる電気代だけです。

まとめ

370Lのエコキュートで日立とコロナを比べると、年間電気代の中央値は32,900円と33,900円、差は年1,000円・10年で10,000円でした。10年の合計の約3%にあたる金額で、メーカー名で選び分けるほどの開きにはなっていません。

寒冷地仕様が必要な地域であれば、登録されている機種数の多いコロナのほうが候補は広がります。本体価格や工事費の差が1万円以内に収まりそうなら、中央値の少ない日立を選ぶ理由はあります。ただしどちらの会社でも、いちばん少ない機種といちばん多い機種の差は13,700円ありました。会社を先に決めてから型番を選ぶより、候補に残った型番の年間電気代を並べて見るほうが、10年で手元に残る金額は大きく変わります。

この記事の計算の手順は計算方法に、使っているデータ源の一覧はデータの出典一覧にまとめています。

エコキュートのほかにも、お風呂やトイレなど水まわりで毎日使うものについて、同じやり方で電気代やガス代を計算しています。水まわりで使うものの、買ったあとにかかるお金を比べた記事もまとめています。

出典・データ取得日

  • 年間電気代・メーカー名・エコキュートの能力区分(掲載値をそのまま使用):「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月11日取得)、PDL1.0
  • 370Lの日立/コロナ別の機種数・中央値・四分位・分布、10年および5年の合計:「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月11日取得)を加工して作成/集計日 2026年8月20日
  • 公表値の比較表(数値の行は各社の中央値、それ以外の行は値ごとの機種数):「省エネ型製品情報サイト」(経済産業省資源エネルギー庁)(https://seihinjyoho.go.jp/ 2026年8月11日取得)を加工して作成/集計日 2026年8月20日
  • 電力量あたりの目安単価 31円/kWh:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 目安単価(2022年7月22日改定)/当サイトの前提として使用・2026年8月8日設定
  • 比較期間10年:当サイトがこのカテゴリに共通で使っている期間(政府・業界団体が定めた数値ではありません)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

公開されているデータを集めて「買ったあとにかかるお金」を計算しています。

目次